スタッフブログ

こんにちは。

富士市の美容室サロンドブーです。

寒い日が続きますね。今の季節はもっとも乾燥しやすい時期です。この乾燥した空気は、お肌だけでなく髪の毛も乾燥してしまいます。

ダメージを受けていた髪の毛が乾燥してしまうと、さらにパサつきやまとまりにくい髪になったり、ひどくなると枝毛や切れ毛の原因にもなってしまいます。今日は、乾燥によって髪のダメージがさらに悪化しないよう毛髪の構造とあわせて乾燥する時期に注意する点をご紹介します。

髪の毛の構造

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地肌から出て一般的に髪の毛を呼ばれている「毛髪」は大きく分けると3つの層からできています。

内側からメデュラ(毛髄質)、コルテックス(毛皮質)、キューティクル(毛小皮)といいます。

キューティクルという名前はパッケージや広告、雑誌などにも取り上げられていることが多いのでご存知の方も多いかと思います。

メデュラ

3層構造になっている髪の中心にあるメデュラ。柔らかなタンパク質と脂質が主成分で、外的な刺激で空洞ができやすいのが特徴です。メデュラの働きはまだ十分に解明されていないのですが、空気を含むことで熱から髪を守っているとも言われています。

コルテックス

髪の毛の85%~90%を占めるコルテックスは、繊維状のタンパク質が主成分。この部分のタンパク質、脂質、水分量が、髪の柔軟性や太さに影響します。

キューティクル

一番外側がかたいタンパク質が主成分のキューティクルです。キューティクルは、うろこ状のものが平たく4~10枚重なって、内部を守る働きをしています。

髪の毛のダメージとは?

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怪我をすると自然と治る自己修復機能が、髪にはないので一度髪の毛を傷めると元には戻りません。
髪の毛は爪と同じように、根元から新しい部分が生えて、表面に見える髪の毛は角質化した死んでしまっている細胞です。

髪の毛のダメージとはどのようなことを差すのか。まずは、髪の毛の表面を覆っているキューティクルがはがれてしまうことがあげられます。キューティクルは普段の生活のなかで自然とはがれるものもありますが、摩擦や熱、紫外線など外部からの刺激によってはがれてしまうこともあります。

キューティクルがはがれてしまうと、髪の毛にツヤがなくなり手触りも悪くなります。さらに髪の毛の内部の水分や、コルテックスやメデュラの成分が抜けてしまい、髪が細くなったり、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。

乾燥している時期、髪にダメージがある状態(キューティクルがはがれしまっている状態)では、髪の毛の内部の水分などが外に出て行きやすいため、さらに注意が必要です。

ダメージを受けた髪の毛のケアとは?

ダメージを受けてしまった髪の毛を元に戻すことはできませんが、トリートメントなどでケアをすることができます。ケアは、髪の毛内部の水分や成分を補充する方法や、キューティクルの変わりに髪の毛の表面を保護する方法などさまざまです。最近では洗い流さないタイプのトリートメントやケア成分のあるスタリング剤などもありますので、日頃より髪の毛にダメージを受けないように心がけることから、ダメージを受けてしまったら適切なケアで、美しい髪を長く保つことができます。

髪のダメージがひどくなってしまったらサロンでのトリートメントなどがおすすめですのでご相談ください。

日頃のケアや、ヘアケアについては、また次回ご紹介いたします。