こんにちは。
富士市の美容室サロンドブーです。
先日は、髪の毛の構造と髪のダメージについてご紹介いたしました。髪のダメージとは髪の表面を覆うキューティクルがはがれてしまうこと。髪の毛の内部の水分などが外に出て無くなってしまうことでした。今回は、どうして髪はダメージを受けてしまうのかをご紹介します。
髪の毛のダメージの原因
紫外線によるダメージ
紫外線によって肌が日焼けをするように、実は髪の毛も日焼けをしてしまいます。髪の毛は痛みを感じることもなく、見た目にも分かりにくいのですが紫外線によって髪の毛が日焼けしてしまうと、表面のキューティクルがはがれやすくなったり、髪のメラニン色素が影響を受けて変色するといった場合もあります。
日差しが強いときは、帽子や日傘、UVカット効果のあるヘアミストなど紫外線の対策も心がけてみてください。
熱によるダメージ
髪の毛を作るたんぱく質は熱によって変化を起こします。生卵を熱すると固まって目玉焼きができるように、熱を加えると髪の毛の内部のたんぱく質も固くなります。この作用を利用して、ヘアアイロンでクセを伸ばすこともできますが、固くなった髪の毛は外部の刺激から弱くなってしまい、キューティクルがはがれたり、引っ張られて切れてしまうこもあります。
ヘアアイロンなど熱を加えると髪の毛は変化しますので、アイロンを使う回数や、使う時、使った後のヘアケアやブラッシングなどに注意して髪の毛を上手くコントロールするのが大切です。
シャンプー後の自然乾燥も注意
熱で変化してしまうなら、熱いドライヤーを避けてしまおうと思ってしまうかもしれませんが、ドライヤーをしないで自然乾燥させることは髪の毛にダメージを与えてしまう原因のひとつです。
髪の毛が水に濡れた状態は、表面のキューティクルが開き、髪全体がやわらかくなっています。しっかりと髪の毛が乾いていない髪の毛がやわらかい状態で、ブラッシングをしたり寝てしまうと、髪の毛が切れてしまうということもあります。
また、自然乾燥だと長い間、キューティクルが開いた状態になるので、髪の毛内部の水分までも余分に乾燥してしまう恐れがあります。
ドライヤーで表面の水分をさっと乾かして、キューティクルを閉じるのが効果的な髪の毛の乾かし方と言えます。
薬剤によるダメージ
ヘアカラー、ヘアパーマなどは、薬剤を使って髪の毛に化学的な変化を与えて色を染めたり、色を抜いたり、クセをつけたりします。そのため、薬剤によってキューティクルがはがれやすくなったり、髪の毛の内部の成分が抜けてしまうことがあります。
摩擦など外部からの力によるダメージ
ブラッシングやシャンプーなど物理的な力で髪の毛がダメージを受けてしまうことがあります。先ほどのシャンプー後の水分を含んだ髪は外部からの力に弱くなっているので、ブラッシングは髪を乾かしてから行うのがよいでしょう。また、髪の毛のキューティクルは根元から毛先にかけてうろこ状に並んでいますので、ブラッシングも根元が毛先にかけて行うのが、キューティクルに負担かけずにすみます。
以上のように、どのような場面で髪の毛がダメージを受けてしまうのか。その場面ごとに必要なケアや注意することを実践いただければと思います。