こんにちは
今日は 3月3日
ひな祭りですね
皆さんのお家にも
飾ってありますでしょうか
富士宮市では1ヶ月後の4月3日を
ひな祭りの日としているようです
お雛様を見ると 春の訪れを感じますね
今日は ひなまつりで飾る 菱餅についてのお話です
緑と白とピンクの餅を3段に重ねて
菱形に切ったものが菱餅です
お雛様にもお飾りに混じって
菱餅が供えられていますね
菱餅が 菱形になったのは江戸時代初期のことで
3色になったのは明治時代に入ってからになります
それ以前は 緑と白の2色でした
ちょっと 地味ですね・・・
それはさておき
菱餅に使われている3つの色には
諸説ありますが それぞれに意味があります
主なものをまとめると
- 緑…長寿や健康 草萌える大地
- 白…清浄 純白の雪
- ピンク…魔除け 桃の花
となり 3色合わせての意味合いは
「春近い季節
雪の下には緑の草が息づき始め
溶け掛かった雪の残る大地には
桃の花が芽吹く」
という とても風情のあるものです
また 緑色の餅にはよもぎ 白色にはひしの実が入り
ピンクの餅の色づけにはくちなしが利用されます
それぞれ
よもぎには増血作用
ひしの実には血圧を下げる効果
くちなしには解毒作用
があると言われています
菱餅には 愛する娘の健康を願う
そんな親心が込められていたのかもしれません
ひな祭りが いろんな面から見えてきますね
菱餅を食べる際は
思い出してみてください
いしはら あやの